なぜ虫歯が少ない?歯科の先進国スウェーデン
皆さん、こんにちは。
さいたま市の、東大宮やました歯科です。
スウェーデンは、1970年代から予防歯科に力を入れている歯科予防の先進国です。
当時のスウェーデンは、日本よりも子ども1人あたりの虫歯の本数が多かったほどなのですが、1981年頃には日本の約半分まで虫歯を減らすという圧倒的な差を見せるようになりました。
日本でも予防歯科の意識改革が進み、今ではかなり追いついてはいますが、それでもスウェーデンの歯科疾患の少なさには届いていません。
それでは、ここでスウェーデンの歯科疾患の実態と、歯が悪い人が少ない理由を見ていきましょう。
スウェーデンでは、19歳以下の子どもたちの歯科診療費用が無料です。
そのため、小さな頃から歯科検診の習慣がついていて、90%以上もの子どもが定期検診を受けているといいます。日本で定期検診の習慣がある子どもは未だ多くはありません。
そんな予防歯科の意識に大きな差があるスウェーデンと日本において、「80歳代で天然の歯が何本残っているか?」という調査(厚生労働省による2017年度の歯科医療疾患実態調査)が行われました。
日本では平均13本のところ、予防に熱心なスウェーデンでは21.1本にものぼりました。その差、なんと約8本というから驚きです。
80歳で20本の自分自身の歯が残っていれば、噛んで食べることにほぼ満足できるといわれています。日本も、以前に比べるとかなり改善されていますが、もう少しがんばりたいところです。
高齢になっても多くの人々が歯の健康を保っているスウェーデンでは、どんな予防がおこなわれているのでしょうか?
それは、歯科医院での定期検診・メンテナンスと、自宅でのセルフケアの両方の徹底です。
歯科医院で定期的に通っていると、現在の自分自身のお口の状態を把握できます。
歯磨きの方法など効果的なケアの方法を教わることができるので、菌の温床になる歯垢(プラーク)をしっかり除去できているのです。
お口の環境は、ちょっとした生活習慣の変化でも変わります。歯科医院で、歯科医師・歯科衛生士と一緒に自分に合った正しいケアの方法を把握することで、効率の良いケアができます。
東大宮やました歯科では、皆さん一人ひとりのお口の状態にあったオーダーメイドのケア方法をご提案します。この機会に、定期検診をはじめてみませんか?